よくお客様に「マドレーヌとかはないの?」と聞かれます。
バターの香り一杯の美味しいマドレーヌはケーキ屋さんにあるし、うちではちょっと・・・・と受け答え。
先日、あるお菓子の本を見ていたら、
古くからスペインの修道女が作っている「マグダレーナ」というお菓子が載っていました。
これって「マドレーヌ」の原型?
調べてみるとマグダレーナ(Magdalena)はスペイン語で、フランス語ではマドレーヌのこと。
カソリック教会で聖人としてまつられているマグダラのマリアのことを、
フランス語で「マリー・マドレーヌ」(Marie Madeleine)とよび、
お菓子のマドレーヌもこの名に由来するそうです。
このマグダレーナを参考にして焼き菓子屋風にアレンジしてみました。
一般的なマドレーヌは、たっぷりの卵に、小麦粉、砂糖、バターが同量で作られますが、
当店では、バターは使わずに、菜種油(またはオリーブ油)を使いました。
国産レモンの皮のすりおろしも使っています。
今回は「プレーン」とレモンマーマレードをトッピングした「レモン」の2種類ですが
今後は、ココア、抹茶、緑茶などもメニューにする予定です。
「プレーン」です。
地味で素朴ですが、材料もシンプルで
作るのも簡単・・しかも飽きが来ない。
毎日でも食べられるお菓子。
「レモン」です。
プレーンに自家製レモン
マーマレードをトッピング。
甘酸っぱくて苦みのアクセント。