季節のマフィン・タルト 新メニューの続きです。
ブドウをはじめいろいろな種類のフルーツが出てきています。
焼き菓子に見合ったフルーツを使った新メニューのお知らせです。
フレッシュプルーンのタルト、ブルーベリーとラズベリーのダブルベリーマフィンなど
この季節ならではのフルーツを使った焼き菓子はたくさんありますが、
今日はハニービーナスを使ったマフィンの紹介です。
ハニービーナスは皮ごと食べられる見た目マスカットのような白ブドウですが、
この元になっているのは紅瑞宝とオリンピアという赤ブドウなのだそうです。
赤ブドウ同志の交配なのに、白ブドウになるのだから不思議です。
今回のハニービーナスは、収穫時期が完熟よりも少し手前だったのか、
鮮やかな緑の見た目は美しいのですが味には酸をかなり感じました。
プルーンやラズベリーもそうなのですが、この酸味が焼き菓子にはとても合います。
これは丸ごとマフィンにどうだろうか・・・・?とさっそく試作してみました。
ひとつのマフィンにハニービーナスを皮ごと7~8個、生地の間に積み上げていきます。
ブドウの間に生地が・・・・みたいです。
他のフレッシュフルーツマフィンもそうですが、これくらい入れるとジューシーなマフィンになります。
焼く前のハニービーナスのマフィンです。
トッピングには丸ごとのハニービーナスとクランブルがのっています。
オーブンで焼くこと数十分・・・焼き上がりです。
トッピングのブドウは焼けて色が薄くなっています。
さて、味わいは・・・
もともとハニービーナスは果肉もしっかりしていて食べごたえがあり、
噛みしめるとたっぷりと果汁が溢れ出るブドウですから、
焼いても水分がそんなに抜けることなく、とてもジューシーなマフィンになりました。
冷やして食べると、ブドウの部分はジュースを飲んでいるような感じです。
酸味もしっかりとあって、トッピングしたクランブルとの相性もとても良いマフィンです。
あっという間に食べてしまうさっぱりとした味わいです。
夏の疲れた体には癒しの焼き菓子・・・と言っては大袈裟ですが、
この季節の果物にはそんな働きが自然に備わっているのでしょうね。
今日からメニューに登場します。ただハニービーナスは短い間しか出回らないので
今後はいろいろなブドウでメニューにしていきます。