10月になりました。9月はほとんど真夏のような毎日で、
メニューも夏向きのものが多かったのですが、やっとで涼しさが戻ってきました。
これから秋の新作もいろいろと出そうと思っています。ここ一週間で出た新メニューの紹介です。
栗のマフィン
秋といえば栗ということで、マロンクリームとマロングラッセをたっぷりと使った贅沢なマフィンです。
もともとフランス語でマロン(Marron)とは、
トチの木の一種であるマロニエの実のことだったそうですが、
マロングラッセに使うマロニエの実をクリで代用したことから、
クリのこともマロンと呼ぶようになったとのこと。
マロンクリームをマフィン生地に練り込み、粗く砕いたマロングラッセをたっぷりと散らした、
栗の香りが豊かで、しっかりと栗の歯ごたえのあるマフィンです。
しばらくの間は秋の定番メニューとして店頭に並びます。
続いては、クーベルチュール(チョコレート)を使った焼き菓子。
秋の夜長に、お酒にも濃いコーヒーにも合う大人のチョコ菓子を・・・ということで、
イチジクのチョコレートケーキ
たっぷりのクーベルチュールとドライ・フィグ(干しいちじく)を使ったブラウニータイプのケーキ。
ドライフィグは洋酒(ダークラム)を使って戻し、生地にはココアを加えてしっかりと焼き込むことで、
甘いけれども、キリッとした味わいとエキゾチックな香りが感じられる大人のケーキです。
固く焼しめてあるにもかかわらず、口に入れるとチョコレートがサッと溶けて、
イチジクのプチプチした食感と合わさって・・・
濃いコーヒーやウィスキー、ジンなどのスピリッツを飲みながら少しづつ味わいたいお菓子です。
今宵はシングルモルトウィスキーで・・・
ウィスキーは知る人ぞ知る、通好みの一本 「ロングモーン10年」(キングズバリー社)
スコットランドのロングモーン蒸留所はニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝が
実際にウィスキー作りを修行させてもらった蒸留所のひとつで、
ある意味では日本のウィスキーの母なる蒸留所といえるかも知れません。
その味わいはフルーティでスパイシー、香りは熟した果物のような華やかさ・・・
ストレートで飲むこのお酒には、このケーキはとてもよく合っていました。
明日はスピリッツ・・・たとえばジン、「タンカレーNo.TEN」なんかはどうだろうか?