何年か振りでキャロットケーキを焼きました。
最初は思ったほどに美味しくなく、
何とかならないかと思案しているうちに月日が過ぎてしまいました。
キャロットケーキとは、たっぷりのニンジンや植物性のオイル、
スパイスなどを使って焼き上げたケーキに、
クリームチーズをベースにしたチーズフロスティングをかけて作るケーキです。
中世の頃より作られているイギリス生まれの焼き菓子で、
現在でもイギリスのティータイムには欠かせない定番のスイーツ。
ヘルシーなお菓子としてアメリカでも流行し、今では世界中で親しまれている焼き菓子です。
まずたっぷりのニンジンを2種類の千切りに。
一つは長めに切って生地に食感を与え、
もう一つは短く切って生地をしっとりとさせて自然な甘みを。
(以前はすりおろしを使っていましたが、水っぽくなるように感じたのでこのように)
スパイスはナツメグは使わないですっきりとシナモンのみ。
砂糖は奄美大島産の粗製糖。
植物油は製菓用の太白ごま油。
北海道産の小麦粉に重曹、島根奥出雲産の卵と岩塩。
カレンズレーズンと、ローストして粗く砕いたクルミを使って焼き上げます。
チーズフロスティングは、
クリームチーズとサワークリーム、粉砂糖を使って
口あたりのいい適度な酸味の滑らかなクリームに。
チーズフロスティングの甘酸っぱさと、
しっとりとした奥深い味わいのニンジンのケーキ生地に
レーズンが甘みの、クルミが食感のアクセントになった
素朴だけど味わい深いヘルシーなキャロットケーキの出来上がりです。